こんにちは。
みーさん(@Miisanmilkland)です。
医療事務試験に向けて勉強している皆さん、お疲れ様です。
あまり根を詰め過ぎないでくださいね。
さてさて、この回は医療事務のレセプト(診療報酬明細書)の訂正・追記についての記事になります。
医療事務のおさらい
医療事務は民間資格です。受験資格はないので、誰でも受験することができますが、医療事務の資格試験は、3つの項目に分かれています。
- 実技試験Ⅰ:患者接遇・筆記(記述式)・2問・50分
- 学科試験:医療事務知識・筆記(択一式)・25問・60分
- 実技試験Ⅱ:診療報酬請求事務・診療報酬明細書点検・4問・70分
3つに分かれている試験は、医療事務に触れたことがない人にとっては、どれも難しいですよね。
特に、実技試験Ⅱは患者のカルテに記載された情報を元に、レセプト(診療報酬)を書き上げたり、レセプトに書かれている内容と、患者カルテに記載された情報を突き合わせて
、違っていたら訂正をしなくてはいけません。
何が何だかわからなくて、パニックになってしまう可能性だってあります。
「試験は近いのに思うように解けない」、「内容を理解できない」とか。
もしかしたら、わからないことがわからない場合だってあります。
それは知らないから。
わからないだけであって、順を追って取り組んでいくことによって解決できます。
前回カルテに書かれている処置などを一つずつ確認して、コードや名称、点数を記入していくといいよ。という、レセプトの解き方について書きました。
→【医療事務】レセプトの解き方
まだ読んでないって人は、ぜひ参考までに読んでみてください。
で、今回はレセプトの次のステップに。
記入済みのレセプトに記載モレの処置などがあった場合と、記載が間違っていた場合にどうしたらいいのか。
レセプトの書き込み方について書いていこうと思います。
色々なパターンがあると思うので、1つずつ説明していきます。
レセプトの記載モレはどうしたらいい?
結論は、行を追加して書く。が正解。とはいっても、わかんない! という人もいますよね。
レセプトは、カルテを見て記入していくし、最初は「日付や処置の順番通りに書かなくちゃいけない」と思ってしまいます。
実際私は順番通りに書かなきゃ!と思っていた人なので、書きたいけどスペースがなくて書けないけど、どうしたらいいかわからない。と、悩まなくていいことを悩んでいました(笑)
抜けている処置があるのがわかって、レセプトに追加で記入する必要があるなら、書く余白があればカルテの順番通りに記入していけばいいんです。
もし、余白がなければ、レセプトの最後の余白スペースに書き込んでいけばOK。
追加で書いていかなければ、レセプトの書き方の感覚が掴めないし、試験であれば合格するための点数が取れません。
とにかく「書く」ことが大切です。ガンガン書いていきましょう!
書くときは*(アスタリスク)を忘れずに
アスタリスク。*マークのことです。なんのこっちゃ?と思うかもしれませんが、処置を記入したら、このマークは忘れずレセプトに記入しましょう。
ニチイ学館で医療事務講座を受講した際、*(アスタリスク)はつけてもつけなくてもいいと言われました。
*(アスタリスク)をつけないと
処置の内容がどこからどこまでなのか
わからなくなるので、
ミスを減らすためにも、*(アスタリスク)はレセプトに記入する
ようにしましょう!
レセプトに処置などを追加する
例として。
カルテの処方・手術・処置等の欄に医学管理部門の「特定疾患管理料」と記載されているのに、診療報酬明細書(レセプト)に記載されていない場合。
追加記入する欄がある場合
同じ医療管理の記載する欄に余白がある場合は、このように書きます。
この場合、一部分が訂正扱いになるので、二重線で消しましょう。
追加記入する欄がない場合
ギチギチで余白がない。①のように訂正したくない場合は、処方・手術・処置等の欄の一番最後に記入します。
記入モレはとにかく追加記入していく
薬剤の記入モレがあれば、
使用した薬剤名+使用した数を書きます。
外用薬は、カッコで処方した日数をくくっておきます。
カルテ(診療報酬録)記載例として
外用薬 モーラステープ20mgを4袋(7日分)
(1袋=7枚)と書いてあった場合、レセプト(診療報酬明細書)には
外用薬剤の欄にスペースがあれば、
*モーラステープ 20mg 7cm✕10cm 28枚(7日分)と書きます。
別の余白に書くのであれば、
23と記載が外用薬剤であることがわかるように、
23 *モーラステープ 20mg 7cm✕10cm 28枚(7日分)と書きます。
レセプトが間違っていた場合は?
あらかじめ処置の中に含まれるものが、レセプト(診療報酬明細書)に書かれていたり、カルテ(診療録)に記載されていないのに書かれていたり、点数や数が違っていたりということがあります。その場合は、間違っている個所を二重線で消します。
すべてを消す場合
*該当する内容を二重線 点数✕数を二重線一部分だけ訂正する場合
内容は合っているけれど、対象物や数が違っている場合は、このように。
手書き画像で申し訳ありませんが、こんな風に訂正します。
一文字だけの訂正はダメ
一部分だけ訂正するのはOKですが、一文字だけの訂正はダメです。
- カルテ(保険録)の患者の名前が違う
- 処置した個所が違う
- 薬剤の名前や数が違う
- 画像のフィルムのサイズや数が違う
など、記入を間違えた場合は、それだけ色んなパターンがあります。
訂正の仕方は
間違った個所を二重線で消して、余白に正しい名称や数を書くだけ
ただそれだけです。
診療報酬明細書の訂正・追記が終わったら
記入が終わったら、診療明細書の完成!ではありません。
まだ完成ではないんですよ。あともう一息です!
最後の大仕事(?)は、追加や修正をした点数や回数、小計を出して、最終的に療養給付の請求点の合計を出します。
診療報酬明細書の右側に書いてある(追加・訂正含めて)内容を、11(初診)~80(他)までの項目の点数・回・小計を、それぞれ部門別に計算していきます。
このとき、すでに書かれた点数・回・小計が違っていれば、数字を二重線で消して正しい数字を記入していきます。
すべてを記入し終えたら、部門別の点数を合算して請求点に書き込んで完成です。
まとめ
レセプト(診療報酬明細)への追加と訂正について振り返っておきます。
- 追加記載があれば、余白があれば「*○○○○ 点数✕数」
- 余白がなければ、部門番号 *〇〇〇〇 点数✕数」
- 訂正する場合(全部消す場合)は、 二重線で言葉のまとまりごと消す
- 一部分を訂正する場合は、一文字を二重線で消さないで言葉のまとまりで消す。
言葉にするとわかりづらいですね(汗)
最後に
どうでしたでしょうか。
レセプト(診療報酬明細書)の訂正・追記の仕方について書いてきました。
なんとなくでも、イメージは掴めましたでしょうか。
慣れるまでが大変ですが、基本を押さえておくことで問題を解くことができます。
慣れるためにも、とにかく練習問題にたくさん触れる必要があります。
いきなりたくさん解くのは大変だし、無理すると気持ちにゆとりもなくなってしまうので、じっくりでも自分のペースで学習を進めて行って欲しいと思います。
今回はこの辺で。
また更新します。
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