【一条工務店】床暖房は故障する？メンテナンス費用についてまとめてみた

熱源機というのは、沸かしたお湯の熱を床暖房や浴室乾燥暖房機に循環させて、温める装置をいいます。

一条工務店の床暖房設備は3つで構成

出典：一条工務店HP

一条工務店の床暖房は、３つの設備で構成されてます。

・不凍液が循環する床下のパイプ配管設備
・不凍液の温度を制御する管理設備
・不凍液を暖める室外機

床暖房設備の耐用年数

気になる設備の耐用年数について紹介します。
不凍液を暖める室外機の耐用年数は、エアコンの室外機と同じ程度の約10年と言われています。

床下パイプ配管設備の耐用年数は50年以上

配管には、架橋ポリエチレン管という耐熱性、耐衝撃性に優れた配管を採用しています。
この架橋ポリエチレン管は、耐久性能の評価試験で50年以上の耐久性を有していると評価されました。

一条工務店、床暖房の故障事例を紹介

床下のパイプに関しては、床に釘を打ったり、強い衝撃を与えたり、設置した時にトラブルがあった場合など、これといった原因がない限り、ほぼ故障するという可能性は極めて低いと言えますね。

それでも、やはり設備が故障する可能性は少なからずあるので、床暖房の故障について事例がないかネット上の情報を調べてみました。

• 循環ポンプが故障した
• 床暖房連動のRAYエアコンが故障したが、保証期間内だったので修理代は無料だった。
• 床暖房が故障し、修理交換で修理代が50万円ほどかかった。
• 床暖房連動のエアコンが故障。修理は新機種+諸費用含み45万ほどかかると言われた。
• 室外機が１年で故障。無料で修理してもらった。 

• RAYエアコンまるごと故障した  

床下のパイプが故障するよりも、床暖房連動のエアコンが故障している方が多く見られました。

室外機は設置して１年～５年の間で、１回ないし２回修理している方もいました。
確率論になるのですが、エアコンの室外機と同等の寿命（約10年）よりは、短いのかもしれません。

床暖房が直接壊れるわけではないのですが、室外機の故障によって床暖房が付かない（機能しない）という事案が発生していることがわかりました。

室外機周りの故障や不具合によっても、床暖房が機能しないというのです。

一条工務店床暖房のメンテナンス費用は約5万円

床暖房のメンテナンス費用はどのくらいかかるのか、設備別に紹介したいと思います。

一条工務店が採用している、床暖房のパイプは架橋ポリエチレン管の耐用年数は50年以上を使用しています。床下に配管されるので、劣化の原因になる紫外線影響は受けません。

強い衝撃や釘などを床に打ち込んで、パイプを破損させたり、設置時に何らかのトラブルがない限り、50年以上長持ちします。

不凍液は、多くの機器メーカーでは交換目安を2年～3年で設定していますが、一条工務店で使用している不凍液の寿命は、約10年とされています。

10年目で不凍液を全量交換する必要があるので、交換費用として約５万円ほどかかるようです。

不凍液全量交換時期は、エアコンと室外機の交換時期の目安でもあります。
エアコンの耐用年数も約10年ですから、調子が悪ければ交換する可能性も考えられますね。

エアコンの寿命が10年と表示しているのは、修理に必要な部品の保有年数が９年～10年としているためです。

製造から10年以上経過してからエアコンが故障した場合は、部品がないので交換になります。

エアコンの交換費用

一条工務店のリフォーム＆メンテナンス部によると、RAYエアコン（RAY-4042X-IJ）に交換する場合は、本体価格で約25万円ほど費用が掛かります。
※取付工事費と電気工事費が別途かかります。

エアコンの寿命が来たと判断する症状

エアコンの寿命は10年とされています。使い続けているうちに、こんな症状が出たら、エアコンの変え替え時期かもしれません。エアコンの寿命が来たと判断できる症状についてみてみましょう。

• エアコンから水が漏れる
• エアコンをつけると異音がする
• 風が臭い
• 冷えないし暖まらない
• エアコンのスイッチが入らない

一条工務店の床暖房は壊れる可能性が低い

一条工務店の床暖房は、床暖房自体が壊れる可能性は極めて低く、連動しているエアコン本体か室外機が故障する可能性が高いことがわかりました。

床暖房関連でかかるメンテナンス費用としては、10年ごとの不凍液全量交換に約５万円が定期的にかかります。

エアコンは10年以上持つなら費用は発生しませんが、場合によっては10年以下で交換する必要が出てくることもあります。

そうはいっても、エアコンの交換は金銭的に大きな負担になるので、できるだけ交換時期を伸ばしたいという心理が働きますよね。


故障を防いでエアコンの寿命を延ばすには、

• 室内機のフィルターを掃除する
• 室外機の掃除をする
• 室外機が5～7㎝程度壁から離れているか確認する

などした方が、長く使うことができます。参考にしてみてください！